私はこれまで家族・友人・地域の方々を大切に思い、看護師として患者さんやその家族に寄り添い親身になって看護を続けてきました。

 しかし、孫の小児がん発症により本人の生き方や家族の思いなど、多くのことを悩み考え過ごす境遇になりました。そのような中、孫と同じ状況にある子どもや家族・病気や障がい等で入院を余儀なくされている方々が、自宅で生活できる環境をサポートすることで、その方々に生きる幸せを感じてほしいと思いました。

 そこで、私は地域の皆さまのために訪問看護を行うことで次のようなことができると考えました。


・これまで病気の治療や療養のため人生の大切なひと時を、病院で過ごすことを余儀なくされていた方々が、自宅で治療を受け障がいをもちながらでも、安心して在宅生活が継続できること。

・社会で生活できる能力や可能性をもっていても、障がいにより地域生活に移行できなかった方を、住まいの提案・日常生活や就労・居場所づくりをサポートすることで、その方の未来が広がる可能性をつくりたいと思ったこと。

・保健・医療・福祉・学校・地域との連携を図り人とのつながりを大切にすることで、利用者の幸福につながっていくこと。

 そして、それを可能にするために、病院での看護は治療のため、在宅看護は利用者様の生活を支えて有意義に生きていただくためのものです。私たちは、人の心の痛みや希望など、利用者様のあらゆる感情を共感できる看護師を育てていきたいと思っています。

 私たちはご本人・ご家族の気持ちや願いを大切にし、ご自宅で看護サービスを受けながら、心身の安定を保ち地域で生活する幸福感を感じていただけることを目標に看護を行います。

また、私たちは皆さまに愛される地域に密着した訪問看護サービスを提供いたします。


株式会社ゆかり

代表取締役 中川内 正子